*「理想的なインテリアにするためのポイント」連載*
「理想的なインテリアにするためのポイント」<1>
「理想的なインテリアにするためのポイント」<2>~外的条件~
「理想的なインテリアにするためのポイント」<3>~内的条件~
「理想的なインテリアにするためのポイント」<4>~インテリアイメージ~
「理想的なインテリアにするためのポイント」<5>~どこで買うの?~ ←ココ
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前回までに、理想的なインテリアにするための3つのポイントを
お伝えさせていただきました。
①外的条件(ハード面)
A.環境(窓からの景色、向き、日差し・採光など)
B.間取り
C.内装カラー
②内的条件(パーソナル面)
A.ライフスタイル(家族数、年齢、性別、職業など)
B.趣味、嗜好、性格、価値観など
③インテリアイメージ
インテリアのコンセプトやスタイル
さて、以上のポイントを押さえて、インテリアイメージも決まった
あとは、インテリアを購入するだけ
となった時、
「どこで家具を買えばいいのか分からない」
というお声もよく聞きます。
「インテリアのイメージをもつ」までは、割とできている方は多いですが、
そこからどうやって具体的にカタチにしていくか?
でつまずく方も多いです。
そう、まずはそういうインテリアはどこで買えばいいののか???
ですね。
で、家具を買うところはい~~~~っぱいあります!値段もピンキリです。
安くあげたい気持ちはとってもよく分かりますが、
値段だけで決めていただきたくないのが家具なんです。
なぜなら、お洋服みたいに失敗しても簡単に買い替えることが難しいですし、
座り心地のよさや寝心地のよさは、快適な暮らしに大きく関わってきます。
ではどんなところで家具が買えるのか、ちょっとまとめてみました^^
STEP.1 どこで買うの?
①家具メーカー(ショールーム)
私のブログでも家具メーカーの一覧をまとめていますが、
「家具メーカーリンク集」
http://ameblo.jp/slowday/entry-10491732876.html
家具のメーカーは本当にたくさんあります。
一般の方にはちょっと敷居が高く感じるかもしれませんが、
一般の方が入ってはいけないということは決してありません。
もし商品を気に入って購入したい場合は、購入できるところを紹介してくれますよ。
値段が高いイメージがあるかもしれませんが、最近はリーズナブルなラインを
出しているメーカーも増えてきています。
そして、本当にいい家具をつくっているメーカーも多いです。
ですので、インテリアの目を養い、選択の幅を広げるためにも、
ぜひ機会があればぜひ見て、触れて、座ってみていただきたいと思います^^
なぜなら、
「なに、このすわり心地のよさは~~~~~!!!」
「なに、この寝心地のよさは~~~~~!!!!!」
と感動すら覚えるものもあるからです。
そんなモノと毎日暮らせたら、
毎日疲れがとれ、リラックスできて、
次の日もがんばれる。
家で過ごす時間もシアワセ。
これは、プライスレスです。(笑)
②インテリアショップ
これはあちこちにあり、誰でも雑貨屋感覚で入れるのでご存じの方も
多いと思います。
全国にショップがあり、よく知られているところでいうと、
アクタス、イケア、ケユカ、ウニコ、モモナチュラル、
無印良品、フランフラン、ローラアシュレイ
などでしょうか。
もちろんもっと他にもありますが、インテリアショップは顧客の嗜好や流行を素早く
キャッチし、ターゲットに合わせてライフスタイルの提案をしています。
そして、家具、照明、カーテン、インテリア小物までトータルで揃っているのも
特徴です。
③ネットショップ
最近はネットで家具を買う方も増えていますね。
お店も、実際のすわり心地や使い心地が分かるように、スタッフのコメントや動画を
駆使し、ネットで買うことの敷居を低くする工夫をしているところも増えてきています。
好きなイメージが確固としてある方は、デザイナー名や色、イメージなどで検索して
すぐに出てくるところもメリットですね。
特にペンダント照明やスタンド照明などは、ネットでオシャレなものが
たくさん出ていますよ。
しかし、たくさんありすぎてどこで選べばいいのか分からない。。。
という方のために、ネットで買えるインテリアのショップばかりを
「おすすめインテリアショップリンク集」
http://ameblo.jp/slowday/entry-10485774180.html
でまとめました。
イメージ別にまとめていますので、よろしければご参考くださいませ♪
④その他
その他、色んな家具メーカーの商品をセレクトした、
大塚家具やナフコなんかも有名ですね。
あとは、地域に根差した家具屋さんでしょうか。
あと、大阪で言いますと、南堀江界隈も元々家具屋通だけあって、
家具屋さんやインテリアショップが豊富でオススメです。
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カーテンや照明ももちろん、メーカーのショールームがありますが、
こちらはさらに一般的な知名度が低く、入りにくいところが多いかもしれません(笑)。
で、私がお客様にご提案させていただく時を考えてみますと、
お客様のお住まいの地域にあるインテリアショップや、
ネットショップからご提案させていただくことが多いです。
でも通販などのネットで家具を選ぶ時のコツなのですが、
それはずばり、
「素材」
です。
例えば「木(と呼ばれる)」の家具といっても、
①無垢材・・・木そのもの。
*特徴:キズがついても修復可能で、時と共に味が出てくる。
重い。反りや割れがある。
②突板・・・薄くスライスした木材(0.3mm程度)を基材に貼り付けたもの。
*特徴:(表面的には)木の雰囲気を味わえる。(無垢に比べ)軽い。
キズがついても修復は困難。
③メラミン化粧版・・・フェノール樹脂の板にメラミン樹脂で表面処理をした板。
*特徴:表面強度が強く、耐水性・耐熱性・耐摩耗性に優れている。
塗装や研磨は不可能。
④ポリエステル化粧合板・・・基材に化粧紙を貼り、その上にポリエステル樹脂を塗った後、
表面をフィルムで覆い、樹脂を硬化させた化粧板。
*特徴:耐水性・耐熱性・耐摩耗性に優れている。
塗装や研磨は不可能。
⑤非塩ビ(オレフィン)シート貼り・・・非塩化ビニール(オレフィン)で保護された木目調の
シートを基材に貼ったもの。
*特徴:突板やプリント紙に比べてキズに強く、汚れを落としやすい。
木の風合いや質感を感じられない。
⑥プリント紙貼り・・・木目や各色を用紙に印刷したシートを基材に貼ったもの。
*特徴:安い。キズに非常に弱く、修復は困難。ガムテープなどの
粘着物でシートが剥がれることがある。
などの種類があります。(値段は①が一番高く、順に安くなります)
「安い!」と思う家具は、⑥が使われていることが多いですね。
学生の一人暮らしなど、短期間に割り切って使う場合などはOKですが、
⑥は一般的に強度が弱く(セロテープを剥がしたらめくれてしまう等)、
安っぽい印象を与えるのであまりおすすめではありません。
特にリビングの家具であれば、目に見える部分は「無垢材」や「突板」、
「天然木」という表示のあるものがおすすめです。
*数多いインテリアショップからどのようにセレクトしているか考えてみますと・・・
カタログやネット、また実際のお店に行った時に、
「あっ、これ○○様が気に入るかも!」
とピンとくることが多いですね。
これは「経験」からということもありますが、
お客様の好きそうな感じ、イメージを、いかにヒアリングの際にキャッチ
できているかによります。
STEP.2 たくさん見よう!
以上のように、家具を買えるお店はた~くさんありますが、
最終的にネットで家具を購入するとしても、まずは
高いもの(上質なもの)から安いものまでたくさん見ていただきたい
と思います。
コーディネーターはたくさんの商品知識・情報を持っているのが特徴ですが、
たくさん見ることによって、より自分の理想のインテリアに近づくことが可能です。
そして、見ているうちに、自分のこだわりポイントや優先順位も見えてきます。
例えば、色々なモノを見ていくうちに、
「やっぱりソファは背もたれ部分が首まであったほうがくつろげるなぁ。」
と感じるかもしれませんし、
「このチェアの座り心地とデザインがめっちゃ好み!これをベースにインテリアを
考えよう!」
と思うかもしれません。
「家具ってこんなもんでしょ。」という世界から、
「やっぱりここはこうでなくちゃ!」
という自分なりの基準やこだわりのある世界へ。
ここに力を入れられるか入れられないかによって、
本当に居心地がよくて、自分らしいインテリアにできるかできないかの
差になってくると言っても過言でないと思います。
できるだけたくさん見て、優先順位を明確にする
それが後悔しない家具選びのポイントでもありますね☆
例えばわが家の場合、ソファやチェアなど座るものはお金をかけて(メーカーのもの)、
テーブルとシェルフはイケア、TVボードやペンダント照明はネットショップの
リーズナブルなものを購入しました。
STEP.3 図面で家具レイアウトと大きさをチェック!
さて、「これは!」という家具を見つけたら、実際のお部屋の図面で
サイズとレイアウトを確認してみましょう。
よく、「お店ではちょうどよい大きさに見えたのに、実際に置いてみたら
大きくて失敗した」というお声を聞きますが、それをふせぐためには、
事前に間取り図で確認しておくことが必要です。
みなさん、お部屋の間取り図面はお持ちでしょうか?
賃貸の方は、不動産屋さんに頼めばもらえると思います。
まず図面を100分の1の縮尺のサイズになるように、拡大もしくは縮尺コピーします。
100分の1とは、実際の1メートルが1㎝になるスケールです。
そして、紙に置きたい家具のサイズを「1メートル=1㎝」の縮尺で書き、
切り取ります。
そしてそれを図面の上に置き、レイアウトしてみます。
この時に注意することは、人が通れる寸法を確保できるかということ。
以前も家具レイアウトのお話で書きましたが、家具と家具の寸法は、
最低60㎝は必要です。
実際にシミュレーションしながら、家具が大きすぎないか、動線は確保できるか、
確認します。
インテリアコーディネーターは、「三角スケール」と呼ばれる定規を使い、
50分の1のスケールで考えることが多いです。
また、CADという設計図面ツールを使って間取り図の作成もします。
STEP.4 選んだものをボードに並べてみる
さて、ここからがコーディネートのキモです。(笑)
「これいいな~。」と思った商品をセレクトしたら、
1枚のボードに並べてみましょう。
写真を切り張りして貼り付けてもいいですし、画像をエクセルに貼り付けても
いいですね。
最近は、アプリでコラージュできるものもあるので、それを使ってもいいと思います。
手持ちの家具を合わせる場合はその写真もとって、それも一緒に貼り付けます。
カーテンや照明の写真も一緒に貼りましょう。
画像を並べる時のポイントは、実際の大きさのバランスとなるべく合わせること。
わが家のインテリアを考える時も、こうやって画像を貼り付けて、
コーディネートを考えました。
こうしてすべてを1枚のボードに並べることによって、
色や素材、雰囲気が合うか?合わないか?がよく分かります。
お客様にコーディネトをご提案する時も、こうしてボードをご提出させて
いただきますが、ボードを作りながら、あっ、やっぱりこれ合わないな~、
こっちにしよう、ということもよくあります。
ですので、画像を並べてみることは必須です☆
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以上、5回にわたってお伝えしてまいりましたが、
これがインテリアコーディネートのおおまかな流れです。
あとはこれに加えて、お部屋のイメージに合ったインテリア小物やグリーン、
アートなどを飾れば、素敵なインテリアの完成です
インテリア小物やアートのセレクトの仕方、ディスプレイの仕方も、
と~っても大切&インテリアイメージを一新するパワーがあります!
美しさは様々な要素のトータルバランスできまります☆
そしてこれらの業務を一手に引き受けているのが、「インテリアコーディネーター」
というお仕事ですね。
そしてコーディネートが決まったら、あとは行動に移すのみ
狭くても古くても、インテリアを素敵にする方法はありますよ。
ぜひ自分らしいインテリアづくりを楽しんでくださいね!
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